
シメイナス バンクーバー島にあるシメイナスはビクトリアの北80km、ナナイモの南30kmに位置する人口4000人弱の小さな町だ。1998年の5月に家族旅行でこの町を訪れた。「シメイナス」という名前の響きに妙に惹かれながら、町の中をドライブして、私たちは感嘆の声を上げ続けた。 なぜなら、シメイナスの町全体が見事な「屋外アートギャラリー」だからだ。あちこちに姿を見せる壁画は、大きなものは長さ36m以上。高さは6_10m。壁画は全部で33を数える。
シメイナスは1800年代から林業で栄えた町だった。そもそもの名前の由来はTsa-meeun-isというシャーマン(預言者)の名前からで、「傷ついた胸」という意味。胸の大怪我から快復し、有力なチーフになったインディアン(ファーストネーション)の部族たちが誇らしげに使ったことから、Chemainusという英語スペルになった。
町をなんとか復興させるため、地元のビジネスマン、カール・シュルツ氏が率先し、シメイナスの町の歴史を壁画で残して、それを観光に結びつけようとした。
1929年にシメイナスで初めて日系人だけのボーイスカウト隊を編成したエドワード・シゲ・ヨシダ氏のポートレートである。背景に当時のボーイスカウトの男の子たちと、日本の風情ある桜の木が描かれている。
"The Little Town That Did"(やったぜ、小さな町が!)というキャッチフレーズどおり、シメイナスは「町興し」を成功させた。 小さなコミュニティーだけれど、「世界で一番大きな屋外ギャラリー」があるユニークな町としてすっかり有名になり、毎年40万人の観光客が訪れる。 2002年7月30日記 |
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