クィーンズビルってどんなとこ?

執筆した旅行ガイドブック、出版される!

 昭文社から「トラベルストーリー、バンクーバー・カナディアンロッキー」と「まっぷるマガジンカナダ 04」が刊行された。両書ともビクトリアのページは、ほとんど私が執筆した。

 東京のレインフォード・アソシエイツという編集制作会社から、旅行ガイドブックの取材と執筆の依頼があったのは、ビクトリアへ引っ越す直前。最初は、トロント観光に関する取材という話だったのだが、ビクトリアへ移ることを編集者に知らせると、「それじゃあ、ビクトリアの執筆をお願いします」ということになり、11月の下旬には編集者とカメラマンがさっそくビクトリアへ来るという。

 なにせ10月半ばにトロントから越してきたばかりで、ビクトリアの右も左もよくわからない状態だったので、かなりあせった。

 しかし、長年こちらに住んでいる人たちからの情報を口コミで集め、あらかじめ送ってもらっていたレストランのリストをチェックし、(自分で実際に食べてみたり、知人や友人からの評価を聞き)面白そうなお店や観光スポット探しにおおわらわ。この土地に住む人たちから、生きた情報を掴んだことは、大いにプラスだった。

 その後、これまでに日本で出版されたカナダ旅行ガイドブックを図書館から借りて、一通り読んでみると、大部分のビクトリア観光案内があまりにもお仕着せで、まったく面白みに欠けている。ああ、ビクトリアは、もっと安くて美味しいレストランがあるのに!もっと素敵なお店があるのに!もっと日本の皆さんに見てほしい場所があるのに!と痛感し、編集長に取材リストを変更してもらうよう頼んだ。

 いよいよ11月末、東京から編集長とカメラマンを迎え、彼らと6日間、連日朝8時半から夕方7時過ぎまで、スケジュールびっしりの取材に駆け回った。幸いとても感じの良い人たちで、楽しくおしゃべりしながら、スムーズに仕事をこなせた。それからクリスマスと正月ごろは、締切りに追われた執筆(特に頭を絞りつくした?キャッチフレーズの数々!)で、その後校正という孤独な仕事も終わり、ようやく本が出版された。

 昭文社はもともと地図の出版社なので、この2冊のガイドブックの地図の詳細さは、他の旅行ガイドブックから抜きん出ている。本を見ながら歩いていけば、十分ひとりで観光できてしまうくらい、手取り足取りのていねいな記載である。 ビクトリアに関しても、海岸沿いのシーニックドライブ、ダウンタウン、アンティーク街の歩き方、そして私がぜひ取材したいと主張した、おしゃれなオークベイ・アベニューでの過ごし方など、ビクトリアの見どころが地図と一緒に凝縮している。

 レストランも観光客目当ての高い店を避け、地元の人たちに人気の店を紹介したのは、自慢したいポイントである。カラー写真が満載なので、読んでいて楽しく、その上、出入国情報や旅行前の基礎知識にも詳しく、たいへん良心的なガイドブックだ。これからカナダ旅行を計画している人は、ぜひご一読を!


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