
観光名所ビクトリアには、5つ星ホテルの大御所「エムプレス」を筆頭に、宿泊施設がたくさんある。しかし、普通のホテルの滞在では味わえないホームステイ感覚をお望みなら、B&B(ベッド&ブレックファースト)をお奨めする。 B&Bと一口に言っても、そのスタイルはさまざま。カナダの平均的中流家庭で、寝室と簡単なホームメイドの朝食を提供するだけの民宿っぽいものもあれば、チューダー朝の豪邸をB&Bに改造し、広い寝室に天蓋付きのベッド、ジャグジーを備えたロマンチックな浴室といった豪華なB&Bもある。 今回は、ビクトリアでも極上のB&Bを2つご紹介しよう。
閑静な高級住宅地「ロックランド」の一角にあるプライアー・ハウスは、1912年築の歴史的建造物。エレガントなたたずまい、格調高いアンティークの調度品の数々に囲まれたダイニングルームで、オーナーのキャンディスさんは、にこやかに宿泊客をアフタヌーン・ティーでもてなす。 ベッドルームは各室インテリアに趣向を凝らし、小さなキッチン付きのスイートもある。3階の部屋からは海を臨むこともでき、私は幻想的な満月の夜に銀色に輝く海を眺め、感激したことがある。 朝食はプライアー・ハウスの専属シェフであるジェフさんが腕をふるったグルメ料理。朝食のメニューは3種類あり、クレープやエッグ・ベネディクトなど、盛り付けも美しく、「紳士と淑女の朝食」を目と舌で堪能できる。 春から秋にかけては、手入れの行き届いた庭は、花の競演となり、イングリッシュ・ガーデンそのもの。ゆったりと落ち着いて滞在できるプライアー・ハウスは、心身ともに癒される。http://www.priorhouse.com
このB&Bも「ロックランド」の中にあり、3階建ての白い瀟洒な建物は1885年築のビクトリアン・スタイル。建物や家具やステンドグラスなどは、昔の姿を残すアンティークだが、バスルームや寝室は改装してあるので、清潔感がただよう。16あるベッドルームのほとんどに、しゃれた暖炉がついていて、とてもロマンチックだ。 オーナーのサンズ夫妻が心を込めて作る朝食は、クリスタルの食器に盛られたフルーツサラダから始まり、お手製のジャムを添えたワッフルなど、広いダイニングルームでゆっくりとくつろいながら味わえる。 アンティーク調の家具に囲まれ、アメジスト・インで結婚式を挙げるカップルも多いとか。http://www.amethyst-inn.com どちらのB&Bもローシーズン(冬期)は、1泊119ドルより。ハイシーズン(春から秋)は1泊179ドルより。 ![]()
初出:「ワールドバザール21」各国いまどき報告 2007年2月20日 |
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