
この夏、オープンしたPup N’Cupは、犬と一緒に入れるコーヒーショップである。これまでもこのコラムに書いているように、ビクトリアはワンコの天国。リードなしで悠々闊歩できる散歩道が実に沢山あるし、ワンコのための「ビーチ解禁日」もある。つまり夏の間、指をくわえて遠目に海岸を見ていたワンコたちが、毎年9月1日を境に、晴れて海岸を走り回れるのだ。 ビクトリアには、オーナーと一緒に店の中に堂々と入ってくるワンコが珍しくない。バスに乗るのもOKだ。公園の中はもちろんのこと、店の前や住宅街の中にまでワンコ専用の水のみ場が設置されているほど。 ![]() 「この店は犬の小物や食べ物を売るブティックなら良いが、人間の飲食する物を一緒に売るべきではない。動物がいると、衛生上問題がある」という保健所の言い分に対し、愛犬家の市民たちは、「バンクーバー島の保健所のお偉いさんは、我々のペットの犬を不潔だと言うのか!」と大反論を巻き起こした。とうとう、保健所は折れ、めでたくPup N’Cupは営業を再開したのである。 私も我が家のワンコ3匹を連れて出かけてみた。テーブルや椅子があるものの、広々としたフロアーはコンクリート貼りで清潔だ。私がコーヒーでくつろいでいる間、うちのワンコたちは店のオーナーの5ヶ月になるダックスフントと遊びまわり、退屈しない。ワンコ専用の水飲み場や、サラダ・バー!(草が植えられているプラント)まであり、サービスも行き届いている。 店内には、犬にやるのはもったいないような、美味しそうなワンコ用のビスケットがディスプレーされていて、試食させてくれるし(人間にじゃないよ、ワンコに!)ブティックの名にふさわしく、ファッショナブルなワンコのおもちゃやアクセサリー類も多く販売している。 Pup N'Cupのオーナーは、これから「人と犬のコミュニティーの輪」を広げるために、犬のマッサージや指圧のワークショップや栄養学のセミナーなどをカフェで開催する予定だとか。 こりゃ、うちのワンコたちもますます、社交の場が広がりそうだ! ![]() 初出:「ワールドバザール21」各国いまどき報告 2006年10月17日 |
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