
おっかなビックリ魔女っぽいお店に潜入してみたら・・・ トロントの北、ニューマーケットをさらに北に10分ほど車を走らせると、小さな町シャロンがある。ここに約1年半前オープンした、ちょっと風変わりな店にずっと入りたくてムズムズしていた。
古い一軒家の正面と横壁に斬新なデザインで「The Hedge Witch」と看板がかかっている。ウィンドウの一角には、いつ見ても炎がともっているキャンドルに混じって、なにやら文字どおり魔女っぽいグッズがたくさんある。
こぢんまりした店の中から笑顔で迎えてくれたのは、この店のオーナーであるドナさんとダイアンさん姉妹。
「どうしてお店の名前がHedge Witchなの?」と聞くと、「Hedge Witchって意味は、Wise Woman Healerのことなのよ。イギリスでは昔Healer(信仰療法をする人)は、町の中では住むことを許されず、町との境にあるHedge(垣根)の向こう側に住んでいたの。そこから取った名前よ」
とドナさんが教えてくれた。
「今、多くの人々は化学薬品に頼らないで薬草や自然の治癒法を求めています。情報が欲しくてもなかなか手に入らないことから、この店を訪れる人も沢山いるのよ」
さらに、ここ数年で空前の世界的なベストセラーになったハリー・ポッター・シリーズの本や、素人映画っぽさで大ヒットした"The Blair Witch Project"、TV番組の"Charmed"など、ちょっとした魔女ブームとも言えよう。
「確かに、最近は子供のお客さんが増えたわね。小さい子供はこの店で、ほんとに魔法の杖が手に入ると思って来るのよ。だから、ケープやマジックワンドを用意してあるのよ」とドナさんは陽気に笑う。
店で最もよく売れる商品は、クリスタル(水晶)のコレクションや香やキャンドル、ジュエリー類だ。「麻薬はないわよ」とジョーク。
面白いのは、ベリーダンスレッスン。トルコ風とエジプト風ベリーダンスをプロに習うという。これもドナさんに言わせると、とてもスピリチュアルだそうだ。
店の名前が少々センセーショナルなことだし、町の人々の反応はどうなのだろうか。
「名前を怖がって、誤解する人もいます。近所の英国国教会の牧師が、いったいどんな店なのか、心配して来たこともあるわ。でも牧師さんは、たいそうこの店を気に入ってくれたのよ!私たちは不吉な悪魔じゃないから!」
とても明るいドナさんとダイアンの店をあなたも1度覗いてみてはいかが? 初出「日加タイムス」2001年9月14日号より
火曜日定休 (リーディングは予約制。1時間60ドルほど)
e-mail:hedgewitch@sympatico.ca
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