カナダのニュース

Seven Wonders of Canada

カナダは世界で2番目に大きな国。手つかずの自然に恵まれ、ユニークな景色や場所が多い。しかし国が広いだけに、カナダ人自身ですら、自分が住んでいる州を含め、他の州にもあふれる偉大な宝ものを知らないままでいる。

そこで、カナダのテレビ局CBCが、「カナダの7つの偉大なるモノ(景観、または事柄)」を視聴者から募集したところ、あっという間に2万5千もの応募が集まった。必要条件は@カナダらしく、歴史的にも特徴があり、貴重な存在であること。A2つとないユニークさ。B自然に関するもの、または人工的に作られたもの。C人々にインスピレーションを与えること、の4点である。

CBCのオンラインを通して、視聴者の投票を募ると、100万以上の票が集まり、その結果、52の候補地が最終選考として選ばれた。さて、この52候補を7つに絞るのが3人の審査員だ。52の候補を15まで絞り、最終的に7つを厳選するのである。審査員の討論の様子は、テレビで放映され、いよいよ待ちわびていた6月7日の全国テレビニュースで結果が発表された。

「Seven Wonders of Canada」には、@カヌー、Aイグルー、Bナイアガラ瀑布、C大草原(カナダ中西部)の空、D21番埠頭、Eケベック旧市街、Fロッキー山脈、となったのである。

ナイアガラ瀑布とロッキー山脈は、カナダを代表する景観として、世界中に有名だから、だれもがうなずくだろう。カヌーは、カナダ人に最も人気のあるレクリエーション・スポーツであり、昔はファースト・ネーション(原住民)の大切な交通機関だった。イグルーは、レンガのように氷を積んで作る丸いドーム型のイヌイットの住居である。

カナダ中西部に広がる大草原の空は、昼間の見事な青く澄み切った空だけでなく、冬の夜に現れる幻想的な光のカーテン、「ノーザン・ライト(オーロラ)」も含まれるので、偉大なるカナダの自然に選ばれた。

21番埠頭は、かつて船でハリファックスに到着したヨーロッパからの移民たちが入国審査を受けた歴史的な埠頭だ。

ケベック旧市街は、カナダで最も古い街のひとつであり、フランス系カナダ人の歴史を語る上でも重要な場所。ヨーロッパの香りのするしっとり落ち着いた街である。

こうしてSeven Wonders of Canadaが公式に発表されたわけだが、景観だけでなく、カナダの歴史上、重要な場所や事柄が選ばれたことは、とても興味深い。52の候補から7つを厳選していく過程をテレビ放映してくれたおかげで、カナダについて学んだ人は多いはずだ。

初出:「ワールドバザール21」各国いまどき報告 2007年6月19日


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