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チョコレート・フェスティバル

先日、ビクトリアで毎年恒例のチョコ・フェスティバルが催された。前売り券は、12ドルの板チョコである。チョコレートを食べた後の包装紙が当日の入場チケットになるという仕組みだ。

さて、オープニングの12時にフェスティバル会場へ行ってみると、もうすでにすごい数の人々が長い行列を作っていた。入り口で、何やら小さな6枚つづりのチケットをもらう。これがチョコのサンプル交換券だと知ったときは、正直言って出鼻をくじかれた。(えっ?今年はたった6個しかチョコの試食ができないってこと?)

私はこの日のためにわざわざ大きめのショルダーバッグを肩から下げ、バッグの中には、サンプル・チョコを入れるためのプラスティックの袋まで用意して来たのに…。2年前のイベントでは胸が悪くまでチョコを食べ過ぎ、その晩は夕食を抜いたほど、チョコの食べ放題だったのだ。

会場ではサンプル目当ての人々が、また行列を作って辛抱強くチョコをもらえるまで待っている。お上品な小粒のチョコを大事そうに、しかし一口で食べてしまうと、次の行列の最後に並ぶ。ちょっと虚しい…。

でも、花よりダンゴの気持ちを振り切って、周りを見回すと、すごいモノがあった。それはチョコレートで作った「ライオン・キング」の像。セミスイート・チョコを600kg使ったライオン・キングは高さ90cm、体長1.5m。3人のチョコレートのエキスパートと彫刻家が3日間かけて制作したという。

チョコで出来たミロのビーナス像もあった。なかなか芸術的!チョコ・ファウンテン(噴水)もあり、串に刺した一口サイズのビスケットをファウンテンに通して、チョコレートソースをまぶし試供していた。

その他、チョコを食材にした料理の実演もあり、最後に出来上がったスナックを観客に配り好評を得ていた。また、会場にはゲームコーナーが用意され、ゲームに勝つと賞品がもらえるので、どのコーナーもすごい人だかり。

イベントの少ない田舎町ビクトリアでは、どんな催し物でもゼッタイに満員御礼になる!と改めて実感したフェスティバルだった。

初出:「ワールドバザール21」各国いまどき報告 2007年4月24日


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