
「庭園都市」の名にふさわしく、ビクトリアでは市民がこぞって、花を数える習慣がある。1976年から始まったこの行事は、今年は2月27日から3月5日までの1週間。自分の庭や公園で見かけた花の数をボランティアで運営されている「フラワー・カウント」の本部へ電話やオンラインで報告するのである。
毎年この「フラワー・カウント」の行事がやってくると、「ああー、春が来た!」と、ビクトリア市民は春の到来に小躍りするとか。
花を数えると言っても、大きな桜やシャクナゲの花を一個ずつ数えるのは不可能なので、ちゃんとルールがある。小さな木に咲く満開の花は25万個、中ぐらいの木なら50万個、大きな木は75万個。小さな茂みの花は500個、中ぐらいなら千個、大きめの茂みは2千個として数えるのだ。
本当にこのイベントに参加するような人がいるのー?と疑っていたのだが、意外にも学校が率先して生徒に花を数を報告させたり、花が大好きなビクトリア市民は積極的に「フラワー・カウント」に協力しているらしい。
それぞれの町内が花の数を競い、一番多く報告された町は「バナナ・ベルト」という栄えある名称をもらえる。「バナナ・ベルト」って一体何?要するに、トロピカルな地域ということを強調したいわけね……。
トロピカルと言えば、この「フラワー・カウント」週間は、ヤシの木を数えることもイベントに含まれる。ビクトリア市内のオークベイは、「カナダのヤシの木・首都」のニックネームがあるほど、ヤシの木が多い(2004年5月17日付けの当サイトでも紹介)。一昨年は2,287本のヤシの木が報告された。
毎年行われている、この「フラワー・カウント」は、花に命をかけるビクトリア市民の生きがいになっているのかも?!
初出:「ワールドバザール21」各国いまどき報告 2006年2月20日 |
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