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カナダとキューバのホットな関係?

 カリブ海に浮かぶ西インド諸島の中で最大の島キューバは、カナダと密接な関係にある。1959年のカストロ政権の革命以後、アメリカとキューバの国交は断絶状態であるのに対し、カナダは1945年キューバと正式に国交を開始して以来、革命後もずっと友好国家だ。

 カナダはベネズエラ、スペインに次いで3番目の貿易国であり、キューバからニッケル、砂糖、タバコ、魚介類を輸入し、コンピューター、電化製品、肉類、車両のモーターや部品などを輸出している。

 貿易や投資はもちろんだが、近年カナダがキューバに貢献しているのは、観光業。毎年キューバへは海外から約200万人の観光客が訪れるが、その20%はカナダからである。

 誰もがうんざりするほど寒くて長いカナダの冬は、せめて1週間でも避寒旅行に出かけようか、という気になる。新聞の広告を見ると、トロントからキューバへのチャーター・フライト、豪華ホテル(朝、昼、夕食込みでアルコール類も飲み放題!)のパッケージツアーが目白押し。しかもクリスマス休暇や春休みをはずした時期なら1週間900ドル以下(約9万円)という超お値打ちな料金だ。

 こんな理由から、カナダ人が訪れる国をリストアップすると1.アメリカ 2.メキシコ 3.イギリス 4.フランス 5.キューバという順になる(2003年度統計)のも納得できる。

 私もキューバへは2度旅行した。治安が良いし、観光客目当てにしつこく土産物を売る怪しい商人もいないので、娘とふたりきりで滞在したときも安心だった。社会主義国なので、葉巻を売る店から、工芸品を売る土産屋まで、すべてが政府によって管理されている。

 ただ、カナダ人が納得できないのは、キューバでの通貨制度。地元の人たちはペソを使うが、外国人はすべて米ドルでの買い物になること。カナダ人には米ドルのほうがカナダドルよりも為替が高いので、少々ふところが痛い。それでも、心優しいカナダ人はホテルのメイドやウェイターへ、米ドル建てでのチップを忘れない。

 もうひとつ、カナダ人がちょっと不満になるのは、キューバのホテルのテレビでは、英語放送ならCNNもBBCもチャンネルがあるのに、CBC(カナダ国営放送)が入らないこと。

 カナダの観光客がいっぱいお金を落としていくのだから、キューバはもう少しリップサービスして、カナダ人を喜ばせてもいいんじゃない?

(2005年11月30日)


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