カナダのニュース

満足度100%のお得な食べ歩き

 カナダでは、観光ビジネスが落ち込む冬場の2月から3月ごろに、主な観光地(トロント、バンクーバー、ビクトリアなど)のホテルやレストランが、客獲得のために、お得なサービス価格を提供する。

 今年もビクトリアでは、2月16日から3月5日まで「Dine Around Stay in Town(ダイン・アラウンド・ステイ・イン・タウン)」というテーマで、レストランの3コースがメニューによって15、25、35ドルで食べられ、ホテルなら79、99、129ドルで宿泊できるという大ご奉仕値段!地元の観光局やテレビ局、スポンサーの新聞社も大々的に宣伝し、このプロモーションは昨年同様、成功裏に終わった。

 食べ歩きが大好きな私も、さっそく名前を連ねる約50のレストランのメニューをいろいろ見比べ、「VISTA 18」というシャトー・ビクトリア・ホテルの最上階にある展望レストランへ出かけた。  VISTA 18では、前菜・主料理・デザートの3コースが25ドル(日本円で約2,525円)。しかも各コースはそれぞれ3つずつチョイスがあって、自分の好みでセットメニューがオーダーできるのだ。

 まず前菜は、「ほうれん草のサラダにマンゴとゴートチーズのメープルシロップ・バルサミック・ドレッシングあえ」、メインは「リンゴとサツマイモの味噌あえを添えたメープルシロップの照り焼き風の魚料理」、そしてデザートは「ホワイト・チョコレートのブレッド・プディング」。

 メニューをご覧になってお分かりのように、メープルシロップと味噌のコンビネーションがもう、おいしいったらない!まさに、カナダと日本の絶妙なる味のハーモニーとでも言おうか。

 おまけに、高層ビルがほとんどないビクトリア(田舎町なんです……)で、このレストランは地上18階にあるから、ハーバー(港)や州議事堂やエムプレスホテルを見下ろして、絵のような夜景を楽しめる。

 電話予約するときに、ぬかりなく「窓際のテーブル」を注文しておいたので、レストランからの展望を楽しみつつ、ウェスト・コースト風の美味なディナーを堪能し、とってもゴージャスな食事だった。

 本来の目的は、この期間中にビクトリアを訪れる観光客数を増やそうと狙っているのだが、どうやら客層を見ていると、地元のビクトリア市民が圧倒的に多い。皆さん、新聞や観光局のウェブサイトをちゃんとチェックして、お得なプロモーションの恩恵をしっかり享受しているのだ。市民もご機嫌な気分で満足する「食べ歩き」期間であった。

初出:「ワールドバザール21」各国いまどき報告 2006年3月20日


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