カナダのニュース

嫌煙先進国

 カナダは先進国の中でも、喫煙に対して特に厳しい国。世界に先駆けて飛行機の国内、国際線の全席禁煙を実行し、タバコの屋外広告、テレビ、ラジオや雑誌などでのCMを禁止している。
 公共の建物や列車、バスの中ではもちろん禁煙。ほとんどの会社もオフィス内では禁煙だ。真冬の零下40度近い屋外で、寒さに震えながら立っている人を時々見かけるが、何をしているかというと、彼らはタバコを吸っているのだ。カナダの喫煙家たちは、気の毒なくらい肩身が狭い。
 販売されているタバコが、またすごい。肺癌におかされた真っ黒の肺やボロボロになった歯のカラー写真が、パッケージのほぼ全部を覆うほど大きく載っている。日本のタバコの箱にあるような「健康のため、吸いすぎに注意しましょう」なんていう生やさしいメッセージではない。
 トロント市議会では、こうした嫌煙の流れに沿って、さらに厳しい市条例を採択した。条例では、市内のレストランやバーの75%を禁煙席にすることを強制するというもの。全客席の25%は喫煙席にしてもよいとはいえ、換気装置を設け、喫煙席と禁煙席の隔離を徹底することを条件にしている。
 来年度からはビンゴホール、ビリヤード、カジノなどの娯楽施設に対しても同様の条例を公布することになっており、喫煙家はますます居場所がなくなりつつあるようだ。


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