
あちこちの店ではオレンジ色のかぼちゃが、案山子や枯れたとうもろこしなどのデコレーションと一緒に売り出される。このかぼちゃは、もちろんハロウィーンの夜には、中のタネをすっかり取り出して目鼻をくり抜き、「ジャック・オー・ランタン」となる。小さなキャンドルを中に灯して、ランタンとなったかぼちゃは、どれも個性豊かな顔ばかり。
カナダの子供たちにとって、クリスマスの次に大好きなイベントが、ハロウィーンだ。子供だけではない、遊び心が旺盛なカナダ人は、大人もこの時とばかりにふざけるのが大好き。
学校は休みではないが、先生も生徒も思い思いの扮装で、大パーティー。この日は完全に授業返上だ。生徒たちが学校のそばの住宅街を練り歩くこともある。
31日の昼間に銀行やお店へ行くと、たいてい従業員たちは扮装した格好で、働いている。普段はスーツをビシッと決めてるお堅い行員が、バニーガールに変身!なんたって、一年に一回のおふざけ歓迎日なんだから。
夜はいよいよ「トリック・オア・トリート」。ドラキュラやスパイダーマンなどに扮装した子供たちは、一軒ずつ家をまわっては「お菓子をくれなきゃ、いたずらするぞ!」と言って、お菓子をもらう。1時間も家をまわると、枕ケース一杯ほどの収獲が。
時々、家の中で待機している大人が、魔女の格好でドアを開けたり、トリックで訪問者をおどかしたりする。私も一度、みつばちの身ぐるみを着て、お菓子を渡し、けっこう評判が良かった。
ハロウィーンの晩は、子供たちの悲鳴や笑い声で、秋の夜長がふけていく。
初出・・フジBS放送「ワールドバザール21」各国いまどき報告 2002年10月15日http://www.e384.com/ |
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