
子どもの頃は、父が国家公務員だったので、父の転勤に伴い、住居が変わり、学校が変わり、という生活だったが、カナダに来てからは夫と私の選択で、これまで転々と住む場所を変えていった。しかも、オンタリオ州では、引っ越すたびにトロントから北へ北へと遠ざかり、家も大きくなる一方だった。最後に住んだ家は6000スクエアフィート以上のとんでもない大きさで、しかも屋内プール付き。プールの維持費やプロパンガス、電気代だけで、莫大なお金が毎月飛ぶように消えていった。
ビクトリアに来て最初の家は、ウェストコースト風で、住みやすいスタイルだったのだが、古いキッチンやカーペットが気に入らなかったので、モダンなキッチンとハードウッドのフロアーに改装した。ところが家を綺麗にした途端、カルガリーへ引っ越していた元オーナーから、家を買い戻したいというオファーがあり、プライベートディールで売ってしまった。
その1年前頃から別に買ってあった家に、娘とボーイフレンド、それからクエート出身の大富豪の息子をテナントとして住まわせていたのだが、彼らを追い出して、またキッチンとバスルームの改装工事に取り掛かった。
家の改装が終わってから、夫と私がその家へ引越した。しかし、この家にも、10ヶ月間しか住まなかった。というのは、ロックランド地区にすごくいい売り家を見つけ、すぐに買ってしまったからだ。
今度の家はすでに前のオーナーにより、家の中はモダンに改装してあったのだが、やはり足りないクロゼットや本棚を作り付けにしたり、フェンスを作ったり、手を加えてから引っ越した。そして、また家探しを再開し(いつもオープンハウスや不動産新聞はチェックしているが)オークベイ地区にあった家をほぼ衝動買い。
そしたら、For Saleのサインが出て4日目に売れてしまったわけ。オークベイの家は、前述したように、改装は済んでいたのだが、バスルームだけは正直言って、はしょった部分があり、自分たちが住むのには、少々不便だったので、また最初から改装を一からやり直し!たいていの人なら、気が遠くなるようなレノベーション(改装工事)でも、もうこれで4回目だから、キャビネットメーカーのおじさんも、ハンディーマンも、みんな顔見知り。少々の無理は聞いてくれる仲だ。
引越し業者ですら、オンタリオ州から引っ越したときに働いてくれた若者が、4度目の今回も我が家を担当してくれて「じゃあ、また来年ね!」なんて、冗談を言っていた。
さて、引越して1週間目の夫と私は「今度の家は、平屋建てがいいね…」なんて、もう次の家のことを話し合っている。
これって「引越しの鉄人」というより「引越し中毒」かも!
(2007年9月30日) |
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