著書の紹介


カナダライフ

住んでみなけりゃわからない!
カナダ在住のライターが描く、魅力いっぱいのゆかいな生活記録

カナダライフ著書表紙志摩 夕美 著
1997年12月発行
新風舎 1300円

ISBN4-7974-0448-5 C00095

目次
・似合いのカップル
・カナダ人の意地
・ハウス・ツアー
・酒と煙草はダメよ
・頑張って、ボランティア
・子供たちに残してやれるものは...
・美しきふるさと
・スノッブ VS.スロッブ
・ジョーシアン・ベイ
・ちょっといい眺め
・カナダの教育
・習い事
・感謝祭
・「となりの客はよく...食う客だ」

・浮浪者レックス
・おしゃべりな社会
・遊び心
・モザイク模様のなげき
・鹿が遊ぶ庭
・三つ子の魂、百まで
・故人を偲ぶ誕生日
・春が来た
・馬のいる生活
・落馬日記
・お子様バケーション
・宣戦布告!
・ちびっ子ピースメーカー
・和風嗜好/和風思考?




「ちょっといい眺め」より抜粋


 それはテーブル数が十余りの、小さな中華料理店だった。私は夫、子供たち、姑と共においしい食事を楽しんでいた。

 まわりのテーブルに目をやると、中国語を話すグループは僅かで、中国系の若者たちが、アメリカ人の若者たち(彼らのアメリカ訛りの英語から察した)と談笑しているグループや、ヒスパニック系の男ふたりが黙々とチャイニーズ・ビアを飲んでいたりした。

 我々のテーブルだって、オリエンタルの私、コケージョンの夫と姑、ユーレイジアンの子供たちというへんてこなミックスされた集まりだ。

 カナダでは、そんなに珍しい眺めでもないが、ちぐはぐなグループの人々が、この小さな店で今という時間を共有し、中華料理を食べているという事実が、私にはなぜかとても新鮮で嬉しい気分だった。

 そこへ横綱級のミックス・グループが登場したのである。

 お父さんは、体格が立派で貫禄十分の黒人、お母さんは金髪碧眼の美人、子供たちはカフェ・オ・レ色の肌をした、かわいい男の子と女の子。

 もう私は有頂天である。まわりの人々のごく自然な対応のしかたも、とても気に入った。・・・・・後略・・・・・・



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